仁生会について
仁生会の事業所は、以下の事業所から成り立っております。
理事長挨拶

新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中は皆々様には大変お世話になり、誠にありがとうございました。 仁生会は、昭和39年開設以来、思いやりの心を大切に地域医療に貢献して参りました。 その間、地域の皆様はじめ各方面より温かいご支援を賜り、お陰様で本年8月に開設58周年を迎えることができます。多大なご支援に対し心より感謝申し上げます。 新型コロナウイルス・オミクロン型感染者数が、国内においてもじわじわと増加しております。ワクチンや更なる新薬の開発、検査能力の拡大に期待し、これまでと同様に気を緩めることなく、仁生会においてできることを粛々と進めて参ります。
甲南病院では、平成26年より比叡山延暦寺のご住職による院内法話会を、患者さんと職員のために開催していただいております。病気で辛い時、患者さんが命と深く向き合う時、医療者として、どのように患者さんやご家族を癒し、慰めることができるだろうかといつも自問しておりました。考え抜いた末に辿り着いた答えは、お坊さんに共に働いていただくということでございました。滋賀県坂本にお生まれになった伝教大師最澄様は、「国の宝」となる人を育てるという崇高な志をお持ちでした。私は、最澄様が比叡山に入られた20(19)歳の時に作られた「願文(がんもん)」に衝撃を受け、強く高い志を持つ勇気について学びました。パンデミックのこの時代に、皆様にもぜひ「願文」を読んでいただきたいと感じております。このような有難いご縁を頂戴しましたことをきっかけに、令和3年度より 仁生会の理念を「一隅を照らす」と制定させていただきました。
この理念に沿って、本年も職員一同研鑽を積み、地域の皆様の安心、信頼、満足を得られるよう誠実に歩んで参ります。
皆々様には、今後共一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
理事長 古倉みのり